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お金（現金、小切手、カード、銀行口座など）について

Q. 日本で作った Credit Card を持っています。現地で作り直した方がいいですか？
A. 日本の VISA, Master, American Express といった国際カードは、そのまま北米でも通用します。しかし以下の理由から現地での Credit Card 取得を勧めます。
・決済が日本で行われるため、ドルから円への両替手数料を払わなければいけない。
・カード会社にもよるが、利用明細を北米に送ってくれることが少なく、毎月の請求内容を把握するのが困難である。
・決済口座が日本にあるため、その残高管理が難しい。

Q. ドル建て決済の Credit Card はどうやって作ったらいいですか。
A. いくつか方法があります。大きく分けると、Account を持ってる Main Bank で申し込む、日本での信用を使う、Credit Card もどきを使うの３種類です。
［ Main Bank で申し込む］
　日系の銀行を中心に Account を開設した銀行で同時に Credit Card を申し込んで取得できた例が多数あります。この時、給与の支払い証明など収入を証明できる書類が必要となるようです。 Bank of America, Wells Fargo などの米国系銀行でも、日本人に慣れている場所では同様に発行されるようなのでお試しあれ。
［日本での信用を使う場合］
以下の方法で容易に Credit Card を入手できることが確認されています。
(1) PREMIO Card (VISA / Master)
　申込方法: 米国連絡先フリーダイアル : 1-800-947-2030 (日本語可)
　　　　　　日本連絡先 : 03-5354-7810 / 03-5352-0480
　審査期間: 1-2 month
　必要ID : SSN
　年会費 : $50   (若干高いが、Gold Card となる)
　限度額 : $5000/month
　その他 : 日本語サポートあり。その他に、パーソナルケアサービス ($8/mon) などの有料サービスが充実している。
　　　　　　JAL Family Club (JMB) との提携カードもあり。年会費 $100
　　　　　　ANA Family Support (AMC) との提携カードもあり。年会費 $?
(2) American Express (Amex)
日本で発行された American Express Card は、簡単に現地の Amex に変更できる。
カナダでも可能。
　申込方法: 出国前に日本で AMEX Card を取得しておき、カスタマーサービスに電話する。
　審査期間: 3 週間程度
　必要ID : なし
　年会費 : $55
　限度額 : 原則無制限
　特典    : 年に 1 度? の現金が当たる大抽選会
　その他 : 日本語対応可（トランスレータが入る）
　　　　　　円決裁の年会費は, 月割で払い戻してくれる
　　　　　　変更後は、日本語のグローバルホットラインは使えなくなる
            日本でAMEXを使っていた場合、どこでもCredit History扱いにしてくれるので、　　　　　「おまえには Credit History がない」と言われたら、AMEX を日本で使っていたと　　　　　　言いましょう
(3) Union Bank of California DC Card (VISA/Master)
　申込方法: 米国申込先 : Union Bank of California
　　　　　　日本連絡先 : DCカード国際企画グループ 03-3464-6611(代)
　審査期間: 3週間程度
　必要ID : SSN
　年会費 : $0(初年度), $15 (2年目以降,但し年に$4000以上利用すれば無料)
　限度額 : $5000/month
　特典    : 特になし
　　　　　　オプションとして UA Mile と連係できる ?
　その他 : トラブル対応は銀行の日本語できる人に対応してもらう
　　　　　　DCカード会員が米国到着後発行という手段もある
［ Credit Card もどきを使う］
学生などで、日本でも現地でも Credit Card 取得のあてがない場合は、Credit Card の類似品でなんとかすることになります。
(1) Secured Card (VISA/Master)
　これは、銀行に担保としての預金を預け、その残高を限度額として Credit Card を使えるものです。余裕資金があれば、Credit Card とほとんど変わりなく使えます。担保用の口座は、通常の Checking Account とは別の専用口座になります。
　申込先：三和銀行、他
(2) Debit Card (VISA/Master)
　これは、Credit Card というより、Check に近い物です。買い物などで利用すると数日中に Checking Account から引き落としされます。ATM Card と一体となっている場合が多いです。
【注意】：販売店からの請求ミス、不正請求があった場合でも一旦は引き落としされます。その後、払い戻しの交渉となるので、高額の買い物、旅行先では利用を控えた方がいいでしょう。

Q. できれば、UA First Card など、Mile がたまるカードが欲しいのですが、渡米後
、どの程度で Credit History ができるのですか？
A. 個人差が大きいので一概には言えませんが、半年から１年ぐらいのようです。Car d 会社に手数料をたくさん払う（全額決済しない）と早くできるとの噂もあります。　また、UA First Bank Card や Citi Bank Advantage Card が欲しいだけならば、現地での給与の支払い証明書、支払い済み給与の Check のコピー、運転免許証のコピーなどありとあらゆる書類とともに申し込むと、Credit History がなくても発行されるようです。渡米後３ヶ月で UA First Card を入手した人がいます。

Q. Credit Card を取得できたのですが、Credit Limit が低すぎて使い物になりません。Credit Limit を上げるにはどうすればよいのですか。
A. 根本的には、毎月確実に利用・返済を行って Credit History を築くしかありません。また、カード会社に電話して交渉したら Credit Limit を上げてくれた例もあります。
　この他に、あらかじめカード会社にお金を払うことで、同等の効果が得られます。
これは、カード会社からの請求額に翌月の請求額（予想額）を加えて支払うことによって、Credit Balance を一時的にマイナスにし、みかけの利用限度額を大きくする方法です。最終的な Credit Balance がマイナスになれば、カード会社が利息を払ってくれます。

Q. 日本への出張時や通信販売のため、日本発行・決済の Credit Card を使い続けたいのですが、利用明細を Air Mail で送ってくれるカード会社はありますか。
A. 最近は、利用明細を海外へ送ってくれるカード会社も増えました。取り敢えずは問い合わせてみてください。以下のカード会社では、明細書の海外送付が確認されています。
　・American Express：無料
　・JCB Card：海外赴任サービス \3,600+Tax / year 申し込み時
　・住友 VISA Card：Gold カードは無料、一般カードは \3,000+Tax / year
　・JAL Card：JAL Family Club USD $30.00/year 申し込み時

Q. ATM カードというのは何ですか
A. Auto Tellar Machine(ATM) Card とは、本来は銀行の ATM で現金の引き出しなどに使うキャッシュカードのことなのですが、このカードがそのままスーパーやガソリンスタンドで使えます。
　使い方は、まずカードの種類の選択で ATM カードを指定します。カードを機械に通したのちに PIN number （暗証番号）を入力するように指示されるので、これを入力します。Credit Card のようにサインを要求されることはありません。また、スーパーでは、買い物の合計額よりも多く請求してもらうとお釣りを現金でもらえます。多額の現金は断られますが、近くに ATM がないときには便利です。なお、Credit Ca rd と異なり、利用するとすぐに口座から引き落とされるので、常に残高管理が必要です。

Q. 小切手 (Parsonal Check) ってなんですか。ないと困りますか？
A. 日本ではなじみのない物に小切手 (Parsonal Check) があります。これは、映画などでときどき出てくる、個人が発行する小切手です。公共料金の支払い、納税、一般の買い物など幅広く使われています。Personal Check でのみ支払いが可能なこともまだまだ多数ありますので、北米で生活する上で Personal Check は必須の物といえます。

Q. 小切手 (Personal Check) はどうやったら作れるのですか。
A. 銀行で Checking Account を開けば小切手用の決済口座になります。あとは、好みのデザインの小切手帳を選べばＯＫ。小切手帳は最初は無料、追加分は有料の場合が多いようです。小切手のデザインもいろんなものの中から選べます。なお通常は、 Checking Account では利息が付きません。

Q. 小切手はどうやって使うのですか。
A. 小切手を振り出す場合は、小切手帳の記入例を参考にペンなどで慎重に記入してください。必要事項は、受取人、振出金額（算用数字および英語）、日付、署名です。また、小切手を振り出したら、必ず小切手帳に記録を残す癖をつけましょう。さもないと、後でいくら使ったのかが判らなくなります。　また、一部の小売店では Personal Check を使うのにその州の運転免許証の提示を求めたり、レストランを中心に Personal Check を一切受け付けない所もあります。このような場合に備えて、身分証明書や Credit Card を持ち歩くことが必要になります。

Q. 使用済みの Personal Check が送り返されてくるのですが、これはどうするのですか？
　お使いの銀行の Checking Account のサービス内容にもよりますが、自分で振り出した Personal Check は、銀行で保管してもらう/送り返してもらうのいずれかを選択することになります。銀行で保管してもらう場合は、そのコピーを送ってもらうようにしましょう。返ってきた Check は、自分の小切手帳の記録と比較して間違いがないかを確認してください。　また、使用済み Check は、確定申告などの場合に必要になることがあり、一定期間の保管が義務づけられています。大切に保管してください

Q. Money Order や Cashers check は、どうやって作るのですか
A. Personal Check は、個人が振出す小切手のため、残高不足による不渡りの可能性があります。そこで、車の売買や不動産の契約などの場合に Money Order や Casher s check を要求されることがあります。これらは、銀行などが支払いを保証する小切手で、少額の場合は Money Order、高額の場合は Cashers check という使い分けをします。作り方は簡単で、銀行や郵便局の窓口へ行けばすぐに作ってくれます。この時に、振出金額と手数料を請求されるので、現金や Personal Check で支払ってください。Money Order であれば、コンビニエンスストアでも作ってくれることがあるようです。

Q. 今度、留学で北米に行きます。当座の生活資金を持っていくのに最も有利な方法を教えてください。
A. 日本でドル建ての Traveler's Check (T/C) を作ってきて、これを現地の銀行口座を開くときに預金するのが、手数料が安くかつ安全度の高い方法です。T/C は、郵便局や外国為替を扱う銀行で購入できます。この時、両替手数料の他に 1% の T/C 発行手数料が必要です。　また、セゾンカードを持っている人が、一部のセゾンカウンターで T/C を作成する場合は、発行手数料が 0.5% とちょっと安くなります。また、日本の Citi Bank N .A. に口座がある、または Citi Bank Gold Card を持っている人が Citi Bank で T /C を作成する場合は、発行手数料がかかりません。当座の生活資金となると、手数料も馬鹿にならないので賢い方法を利用しましょう。
　なお、米国に $10,000 以上の現金など (T/C を含む) を持ち込む場合は税関で申告する必要があります。

Q. 留学で米国に来ています。毎月の生活費を日本の両親に送ってもらっているのですが、最も手数料のかからない送金方法を教えてください。

　手数料と安全性のバランスを考えて利用してください。
(1) T/C を直接郵便で送る。
　日本でドル建ての T/C を作成し、サイン２ヶ所および受取人蘭を記入の上、米国に郵送。受け取ったら、銀行などで現金化する。この方法は決して違法ではありません。ただ、費用は安いのですが事実上現金を送っているのと同じで、万が一紛失しても補償されません。
　また、差出人が受取人のサインを同じ筆跡で書ける自信があるならば、サインを１ヶ所にする方法もあります。
(2) 郵便局で海外送金為替 (Money Order) を購入してから郵送
　日本の郵便局で、ドル建ての小切手を作成できます。手数料は、10万円までは \50 0、15万円までは \1000 と良心的です。受取人を指定できるので、万が一の補償もされます。受け取ったら、銀行などで現金化してください。
(3) Credit Card の Cashing を利用
　日本で発行された Credit Card で、海外でお金を借りることができるものがあります。これを賢く利用します。まず、Cashing 可能なカードを用意します。Cashing 枠が低いことが多いので注意してください。このカードを使い、北米市中の ATM からお金を借ります。そして直ぐに電話などで日本に連絡し、Cashing したことを使えます。Credit Card には、住友 VISA やセゾンカードのように繰り上げ返済を認めている場合があり、直ぐに返済すれば、その間の利息はわずかで済みます。特に住友 V ISA は、住友銀行の ATM で返済できるので、近くに住友銀行がある人には便利です。
　なお、Cashing の情報が日本に伝わるのに数日を要するので、繰り上げ返済をするために、最低でも４日分程度の利息を払う必要があるようです。また、ATM で一日に引き出せる上限が以外に低い ($400程度) ので、多額の送金には向きません。
(4) 日本の Citi Bank を使う
　1997年9月1日以降のみ利用できますが、日本の Citi Bank に口座を開設し、残高を 100万円以上保つと、電話による依頼の海外送金手数料が無料になります。受取銀行は、Citi Bank 以外でも問題ありません。また送金依頼は北米からのフリーダイヤルでもできるので、北米に住みながら日本で給与・賞与が支払われる人は、本人が直接送金依頼を行えます。
　この方法の問題は、日本の Citi Bank の支店・ATM の数が少なく、都心部の人を除いて使いにくい点です。

Q. 銀行口座を開くに当たり、どの銀行を選ぶべきですか ?
A. 近所にある大手の銀行を選びましょう。米国では銀行も倒産することがあります。万が一の時、お使いの銀行が F.D.I.C.(Federal Deposite Insurance Corp:連邦預金保険公社) のメンバーであれば、$100,000 までの預金保護が行われます。中小の銀行では、F.D.I.C. のメンバーでないことがあります。また、日本と違って銀行振り込みが一般的でなく、給与などを Check で支払われることもまだまだあるので、頻繁に窓口へ行く必要があり、近くに支店がないと不便です。さらに、利用銀行と提携していない ATM を利用した場合は、ATM の利用料 ($1-3程度) をとられます。ほとんどの ATM は 24 間営業なので、手数料のかからない ATM を使いましょう。
　なお、California などでよく見かける日系の銀行は、日本人に慣れていたり、日本語が通じることがあったり、借家を紹介してくれたり等のメリットはありますが、基本的に日本の銀行とは別法人なので、海外送金などで特に有利になるようなことはありません。

Q. 銀行口座はどうやって開いたら良いですか。
A. 銀行を選んだら、中に入って「 New Account を開きたい」と言ってください。そうすると、適切な人が出てきます。もしあなたが学生なら、学校の近くの銀行は学期がはじまると大混雑になるかもしれませんので、早めに作ることをお勧めします。　必要な書類は、２種類以上の身分証明書（パスポート、学生証や社員証、その州の運転免許証、大学の入学許可証、I-20 など）と預け入れのお金です。この時、郵便物を受け取るための住所が必要です。もし、ホテル住まいでしたら勤務先や友人宅を取り敢えず使ってください。また、このとき、母親の旧姓や父親の誕生日を聞かれることがあります、知らないと恥をかくのであらかじめ調べておきましょう。
　通常の人は小切手を決済するために Checking　Account をまず開くことになると思います。口座の残高が低すぎると、口座管理費を徴収されるので $1000 程度を最初に用意してください。また、夫婦などの場合は、Joint　Account（夫婦二人名義の口座）を開設すると、二人のいずれも小切手の振り出し・決済ができて便利です。
　また、Checking Account と同時に Saving Account や定期預金 (CD) を開設する人もいます。こちらは、Checking Account と違って利息が付くので余裕資金がある場合はおすすめです。これらの利息が付く口座を開設した場合は、必ず SSN (Social Security Number) を銀行に伝えてください（後日でも可能）。さもないと、確定申告ができずに困ってしまいます。

Q．多額の現金の持ち歩きは危険と聞きましたが本当ですか。
A. 地域差、個人差が大きいので一概には言えませんが、危険な場所も確かにあります。しかし、日本と同程度に安全な場所も沢山あります。それ以前に、大抵の場合は Credit Card が使えるので、むやみに現金を持ち歩く必要はないと思います。

Q. よく使う現金はどれですか。
A. これも個人差が大きいので一概には言えませんが、コインであれば ?25 (Quarte r)、自動販売機、コインランドリー、Parking Meter など幅広く使います。紙幣では、＄１をよく使います。これは、少額の買い物やチップには現金を使うことが多いからです。また、$50 以上の紙幣を使うことは少なく、お釣りがないという理由で受け取りを拒否されることがあります。
　なお、十円玉の子分のようなお金が 1? (Penny) ですが、これはスーパーの買い物の端数以外ではほとんど使わないのは当然として、困るのが使い道です。大量にたまるようならば、慈善団体に寄付しましょう。喜んで受け取ってくれます。

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