保険について
Ｑ．日本にいる間に選べる保険を教えてください。
Ａ．保険会社に問い合わせると、海外赴任者用の保険が 選べると思いますので問い合わせていたらいかがでしょう か。（一部の会社のみ） 日本損害保険協会相談室 ０１２０?１０７?８０８ 東京海上火災保険 ０３−３２１２−６２１１ 三井海上火災保険 ０３−３２５９−３１１１ 住友海上火災保険 ０３−３２９７−１１１１ 興亜火災海上保険 ０３−３５９３−３１１１ 安田火災海上保険 ０３−３３４９−３１１１
Ｑ．アメリカにはどのような保険があるのでしょうか
Ａ．大きく分けて以下のようなものがありますが、このほか にも多数あります。詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
１．一般家庭がかける損害保険は以下のようなものがあります。
自動車保険
住宅・個人賠償保険
個人・アンブレラ保険
アンブレラ保険とは、持ち家などに賭ける保 険で、家以外の車など一切 もついでに保護される保 険のこと。
２．個人がかける生命保険には以下のものがあります。
健康保険
生命保険
退職年金
Ｑ．渡米中の日本での国民年金の支払はどうなるのですか
Ａ．外国居住者も国民年金に加入できます。通常は企業が支払うの で、企業に勤務している間は特に心配する事では有りません。なお、 あらゆる企業を辞めた場合は、あえて支払うこともありませんが、自 費で支払う事も出来ます。市役所で継続や解約の手続きができます。
Ｑ．日本の失業保険の支払はどうなりますか
Ａ．自費で留学している方や日本の会社を辞めてアメリカの企業で 現地採用されている方。「もらえるものはもらおう」と、日本の会社を 辞めた時点で失業保険の給付を申請される方もいるようです。でも、 実際には、失業すると何度も職安に足を運ばねばならないので、ア メリカに来てしまう身で失業保険をもらう事は出来ません。残念でし た。（裏ワザの投稿、歓迎です）
Ｑ．渡米前や渡米直後に入っておく保険はどれがありますか
Ａ．馬鹿にできないほど高いのが保険料です。「アメリカは恐いから」 と何にでも保険をかけていると大変な金額になってしまいます。反面、 「どーせ俺は大丈夫だ」と呑気に構えておいて事故に遭ったり病気 に罹ったりすると、何百万円や何千万円が飛びかねません。 そこでお勧めしたいのがこの方法です。クレジットカードなどにつ いている旅行保険は３ヶ月まで使えるものが多いので、このような 短期の保険をはじめの調達しておきましょう。もしくは最初の１年だ け日本の保険会社を通じて契約するのも一案です。その後、じっく りとアメリカで保険を選びましょう。保険会社によって保険料は大き く違いますし、ブローカーは悪質で英語が出来ない人間を騙しにか かる人も多いので、じっくり選ぶとそうでないとでは金額が大きく違 ってきます。
Ｑ．自動車保険はいくらくらいしますか。
Ａ．州によって多少違うようですが、一定の金額を補償する保険は 義務とされています。そのような金額の保険でも、保険会社によっ て金額が大きく変わってきます。これは、日本人はアメリカでの運 転履歴がないので、初心者扱いとなってしまうためです。さらに若 年者の保険料が高いのは日本と同様です。たろう＠パロアルトの 経験談では、最初の１年で夫婦２名で２千ドルもしたそうです。でも 彼はだいぶボッタクられたようで、最近はすっかり保険に慎重にな っています。：）
Ｑ．健康保険制度はありますか。
Ａ．アメリカには、日本と異なり、国民健康保険のような制度はあり ません。そのため、膨大な金額になる事も珍しくないアメリカでは、 医療保険は必須です。 加入形態は、個人で加入する保険と、会社で一括して加入する 保険があります。後者の内容は確認しておいた方が良いでしょう。
Ｑ．日本の健康保険は使えますか
Ａ．日本の「保険証」、日本で病院に行くときとサラ金に行くときだけ に必要なのかと思いきや、さにあらず。アメリカでもしっかり使えます。 日本で住んでいた市町村の健康保険事務所に「外国で支払った医療 費を、健康保険で給付するのに使う申請書をください」といってみてく ださい。歯医者用と全身用の２種類の書類をもらえますので、アメリカ でかかった医者にその書類を英語で埋めてもらってください。そして、 自分で日本語訳をつけて、病院で支払ったレシートと同封の上、日本 に郵送して給付を申請します。そうすると、日本の保険の点数制度に 応じた分の給付が受けられます。 でもこの給付金額はあまりあてにできません。なぜなら、アメリカの 病院の医療と日本の保険制度がマッチしないので、保険でおりない医 療をアメリカでは行っているケースが多いからです。たとえば、歯医者。 日本では保険の点数制度の都合上、未だに虫歯には「銀歯」つまり銀 色の醜い詰め物をしますが、アメリカでは虫歯がばれない真っ白のセ ラミックをかぶせます。こんなセラミックは日本では自費負担です。日 本の保険制度を熟知している方でない限り、どれくらい給付されるか は一種の賭けです。
Ｑ．医療保険に入っていない場合に困る事はなんですか
Ａ．免許取得時に強制される自動車保険と異なり、医療保険は強制 ではありません。そのため、中には加入しない人もいますが、絶対に どこかに加入しましょう。 アメリカでは病院よりも一般的に保険会社が強く、そのため病院は しばしば保険会社に値切られます。ですから、どんなに自己負担額が 大きくても、保険に加入しておけば、なんだかんだと病院に請求される リスクが減ります。反面、保険に入っていないと、いろいろな名目で請 求金額がどんどん釣り上がってしまいます。医療を知らないだけでなく 英語も不十分な外国人ですから、病院の思うがままです。現に、 （たろう＠パロアルトの母校を悪く言うのは辛いのですが）スタンフォー ド大学病院では、いつも保険会社に値切られるアメリカ人ではなく、保 険を使う可能性の低い（つまり思うがままにふっかけられる）外国人を 主要顧客ターゲットにしていることを明確に表明しています。ご注意を！
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